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骨太な家

なぜハルナログ工房は太い構造体にこだわるのでしょうか?

構造体とは家を支える柱や梁(柱の上にある横向きの材料)、その他の家としての形を保つために必要な材料で、人間に例えると骨になります。
どんなに高価な服装を身につけても、体を支えている骨が細く弱かったりすればどうなるでしょうか?
家も同じです。

戦後に粗末な建物を作るのを禁止するために施工された現在の建築基準法。
だけど、当時の日本は山では木材をすっかり資源として使ってしまったため、建築に使える木はそれほど多くはありませんでした。
そこで、建築基準法で定められた材料のサイズは最低基準(これなら家は倒れないであろう)を定めているわけです。
もちろん30年~40年ぐらいもつ家でよいのであればそれでもいいでしょう。
ですが、安心して長く住み続ける家にするにはどうしたらよいでしょう。
古民家などを見ると現代の家よりも太い柱や梁を使っている家があります。
中には200年以上経ってもしっかりしている家がたくさんあります。

長持ちする頑丈な家を造るポイントは構造体

ハルナログでは太い構造体を造るために、市場では流通していない太いサイズの柱や梁を多く使用します。
大切なお客様に安心できる頑丈で長持ちする家に住み続けていただくにはどうしたらよいのだろう?
一緒に働いている弟と試行錯誤してたどり着いたのが、ハルナログの骨組みのサイズです。

普通の家では柱が12センチ角(4寸)です。
ハルナログでは主要の柱は16センチ角です。
材料を太くすることで、強度があがることも壁倍率試験で実験も行いました(動画参照)。
梁の幅も一番広いもので22センチ(普通の家では12センチ)です。
そして2本の24センチ角(もしくは丸太)の大黒柱で頑丈に作っています。

仕上がってみると太い骨組みが直接見えていて守られている安心を感じることができます。
はっきり言ってここまでの構造体を使っている会社はないと思います。

またどうしたらコストを上げずに本物の木の家を提供できるだろうと考え、山から直接原木を仕入れて自社で製品にすることで中間にかかる手数料を大幅に削減することが出来ました。

生きた木にこだわる

ハルナログの使用している構造体は、丸太から自社で製材をして、時間をかけて自然乾燥させてある木材です。
なぜ、現在主流の人工乾燥ではなく、時間も手間もかかる天然乾燥材にこだわるのか?

現在の建設業界で使われている木材のほとんどは、木の水分を強制的に蒸発させる人工乾燥材です。
木材は山から切り出してきた状態では含水率が高くてそのまま使用できません。
そのまま骨組みに使ったりすると後から乾燥してきて木に隙間が出来たり、仕上げで張ったクロス紙が引っ張られてヒビが入ったりしてしまいます。
そこで開発されたのが人工乾燥の技術です。
高温で人工乾燥させた木は含水率が低いので、木の狂いがなく後から動くこともなく、お客様からクロスにヒビが入った!などのクレームを受けることもなくなります。
大量に安定して入手出来る木材なのでプレカット生産(工場で機械が木の加工をする)される家には打ってつけの材料なわけです。
ですが、私は知っています。

人工乾燥材は作り手側の都合で作られた材料なんです。

私たちは自社の加工場で骨組みを丁寧に手刻みで仕上げていきます。
そこには、のこぎり・ノミ・カンナなど、木を加工する道具を使います。
そうすると、自然乾燥材と人工乾燥材の違いが良くわかるんです。
自然乾燥材は木が本来持っている脂分が残っているので、木にノミを入れるとしっかりとした本来の感触があります。
香りもカンナくずなどはとても良い香りがします。
自然乾燥材を使用することにより、木の中の細胞が生きたままの状態になり、木の本来持っている粘りや強度を失うことなく家の骨組みとして使用できます。

一方、人工乾燥材の木の細胞はすでに死んでいるので、ノミが簡単に入り、内部がカサカサの状態で明らかに木が持っている本来の粘りがありません。
また、色もくすんでいて香りは煙の臭いがします。

本当のことを伝えたい

本当のことを知っている大工さん、製材屋さんが自宅を建てる時は、出来るだけ自然乾燥材を使います。
ですが、売り手側はお客さんにはそんなことは教えません。
自然乾燥材をすすめるとコストも入手時間もかかり、契約自体がとれなくなってしまうからです。

時代の流れで多くのものが単一化・工場生産になる世の中で、売り手側の生産性・利益重視で考えるなら、人工乾燥材を使うのが良いでしょう。
しかし、本当に住む人のことを考え、人も家も健康であってほしいと思うからこそ、生きている材料で家づくりをしてほしいと思うのです。

とは言え、100%自然乾燥の材料だけで現代の家づくりを行うのは少し無理があります。
当社では、荷重がかからない仕上げ材などは狂いの少ない人口乾燥材を使用し、家の構造体となる骨組み(柱や梁の部分)に自然乾燥材を使用しています。

人にとって最高の住空間

杉やヒノキなどの地域材を利用した無垢の木の家は、鉄筋コンクリートの家などに比べ、さまざまな良い影響があることが、すでに研究されて証明されています。

香りや湿度調整、暖かさや柔軟性に富んでいるなど長所がたくさんあります。

実際に校舎なども子供への影響を考え、木造校舎が見直されて各地でコンクリート造りから木造への建て替えが進んでいます。

※当社のある高崎市箕郷町でも、小学校が木造校舎へ建て替えられました。

無垢の木の家は群馬の気候に適しています

私たちの住む群馬県は、夏前の「梅雨」などの湿度が高い時期もあれば、冬の上州名物「空っ風」などによりものすごく乾燥する時期もあります。
肌がカサカサになって大変なことになるので皆さんご存知だと思います。

地元の環境で育った木材は、周辺の湿度に応じて湿気を吸ったり吐いたりする「調湿作用」というものがあり、四季を通して変化する「湿度」に柔軟に対応します。

調湿作用の例でいいますと、無垢材をたくさん使っている木の家では、高い湿度が大好きなカビやダニの発生率を抑え、梅雨の時期でもサラッとした空間をつくり、部屋干しの洗濯物が乾きやすくなります。
我が家では、梅雨時期でも洗濯物が乾いてしまうので、せっかく買った乾燥機を使ったことがありません。

カラダに優しい&リラックス効果

木目の模様には自然のゆらぎで人の心をリラックスさせる効果があると言われています。
また、杉やヒノキの香りにはフィットンチッドと呼ばれる成分が含まれていて、癒しの効果があります。
最近の研究では、森林の中では街中に比べて、唾液中のストレスホルモンが低下したり、ストレス時に高まる交感神経が抑制され、リラックスした時に優勢になる副交感神経が高まる効果があることが明らかになっています。
森林浴などは、まさにその恩恵を受けていると思います。
同様に、無垢の木材をたくさん使っている木の家も人に心地よい感覚を与え、住む人の健康や心に良い影響を与えてくれることが分かります。

ある大学での実験

静岡大学で、木の箱・鉄の箱・コンクリートの箱の中で、それぞれにマウス(ネズミ)を入れて生存率の観察実験を行ったところ、23日後のマウスの生存率は、

木の箱   85.1%
鉄の箱   40%
コンクリートの箱   16.9%
(静岡県木材協同組合の資料より引用)

でした。

この実験で分かるように木に囲まれた空間は、他の空間に比べて非常にストレスのない空間、言い換えれば心と体の心地よい空間なのです。

生活環境が人の成長時期に重要な影響を与えることを考えると、木に囲まれた生活は大人にはもちろん、子供にとっても最高の環境なのです!!

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