いい家とは、どんな家でしょうか?
デザイン性が高いとか、地震に強いとか、オール4寸の総ヒノキ造りとか、有名メーカーのブランド住宅だとか…。
「いい家」に対する価値観というのは、人それぞれ違うと思います。
値段を比較すると、大手ハウスメーカーに頼めば、テレビCMや新聞広告、雑誌掲載料などの宣伝費、全国にある住宅展示場の建設費と維持費がかかっている分、地域の工務店に頼むよりも30%くらい高くなりますが、それはブランド料と言えるかもしれません。また建築家に頼めば設計デザイン料として10%くらい高くなると思います。
では、私たちが考える「いい家」とは?
ハルナログ工房では家の骨組みである構造体を、太い材料でしっかりつくることはもちろんですが、毎日の生活の中で「気持ち良く暮らすことができる家」が、いい家だと思います。
実際に暮らしていて常に体がふれている場所は床ですよね。
だから、床は無垢のフローリングをお勧めしています。
無垢の木は縮む、割れる、という特徴があります。だから建材メーカーは合板を使って見栄えの良い、伸び縮みが少ない、ツルツルした傷に強い塗装のフローリングを開発し、今では、合板フローリングがスタンダードになっています。
それでも私は無垢のフローリング、しかもツルツル塗装していないものをお勧めします。
その理由をこれからお話します。
小さい子供は裸足になるのが好きですよね。
ツルッとした表面のフロアよりも木肌の床を思いっきり歩きまわることで、足裏の感覚が発達する…そんな暮らし方の方が気持ちよくって好きだからです。
また、「木は呼吸する」って聞いたことがありますか?
無垢のフローリングは、湿気を吸ったり吐いたりしています。
この働きが室内の湿度調節に役立ちます。
表面にツルツル塗装をしてしまうと木は呼吸できませんので、湿気を調節したり、空気を浄化したりできなくなるのです。
もちろん、ツルツル塗装をした部分からは木の香りもしません。
木の香りとサラッとした空気感に癒される無垢の木のフローリングは本当にお勧めです。
ところで、無垢のフローリングは塗装しないままでよいのでしょうか?
木肌表面の保護と汚れ防止の目的で、ハルナログ工房では天然成分100%の蜜蝋ワックスをお勧めしています。
この作業は塗布作業なので、家族みんなでワイワイ行うと良い思いでになり、家への愛着が増すこと間違いなしです。
現代の住宅で最も一般的な内装は、ビニールクロスですね。
ビニールクロスは、安い・簡単・模様が豊富というメリットがあります。
しかも汚れたり、飽きたら張替えが容易なので施工者にとってもありがたいものです。
優れた印刷技術により色柄は本当にたくさん選べます。
しかし、ビニールクロスは呼吸をしません。木のように湿気を調節しません。
とろこで、家を「くつろぎの空間」にしたい人は多いと思いますが、あなたはどうですか?
ハルナログ工房では床材ももちろんですが、目に留まり、肌で感じる内装には自然素材である木や珪藻土・紙の壁紙を使うと、気持ちの良い「空気」と「雰囲気」を作り出すことが出来ると考えています。
でも、自然素材は高くて手が出ない、とお考えではありませんか?
ご安心ください! そんなことはありません。
合板フリーリングやビニールクロスだってタダではありませんね。
家全体を無垢フローリングと珪藻土塗りで仕上げるとすれば、100万円単位の差額が必要となるでしょう。
でも、リビングだけ無垢のフローリングとか、健康を考えて子供部屋だけ塗り壁にする、ということであれば少しの差額で施工可能です。
無垢フローリングや塗り壁という自然素材には、工業製品とは違った特徴があるので、それを理解していれば、メンテナンスが大変という心配はありません。
それなのに、ハウスメーカーや一般の工務店で、「自然素材は高くて、メンテナンスが大変ですよ!」と言われた人がたくさんいます。
どうしてハウスメーカーはお客様に自然素材を諦めさせようとするのでしょうか?
それは「素材の呼吸」による反りや割れ、素材のもつ柔らかみ、という自然素材の特徴を上手く説明できず、クレームになるのが面倒というのが本音です。
憧れの「温かみのある無垢のフローリング」は素足が気持ちいい!
でも合板フローリングに比べると柔らかい分、キズが付きやすい。
ですが、付いてしまったキズを「家族の思い出」ととらえれば残念な感じはしないものです。
合板フローリングの場合、ちょっとしたキズも目立つし、補修材を使って直すことになりますが、無垢板の場合は霧吹きとアイロンで直るキズも多いのです。
さらに表面を削ることもできるのも無垢ならではですね。
ハルナログ工房の家は、新しいのにどこか懐かしい雰囲気のある外観になっています。
それは柱や梁が見えていて、壁には真っ白な漆喰を塗ってあるからかもしれません。
室内も外材の木ではなく、馴染みのある杉、ヒノキを使っていますので、日本人の感性に響きやすいのだと思います。
服や車は買い替えることが出来ますが、家はなかなかつくり替えることはできません。
何十年経ってもまわりの風景に馴染んでいる建物も、いい家の一つの条件だと思います。
ハルナログ工房は自然素材を使って気持ちのいい家をご提供したいと考えています。
しかし、営業は苦手ですし、しつこい営業はしたくないと考えています。
資料をご請求いただいても、電話や訪問営業することは一切しておりません。
ハルナログ工房の家づくりに興味を持っていただけた方は、資料をご用意していますので、お気軽にご請求ください。